基本情報
兵隊やくざ 俺にまかせろ ★★★
1967 スコープサイズ 89分 @DVD
企画:久保寺生郎 原作:有馬頼義 脚本:高岩肇 撮影:宗川信夫 照明:伊藤幸夫 美術:渡辺竹三郎 音楽:鏑木創 監督:田中徳三
感想
■こんどは木崎独立守備隊に潜り込んだ有田&大宮の凸凹コンビ、例によって部隊内で暴れ回るが、田沼参謀(渡辺文雄)に命じられて孟家屯攻略に出かけたところ、密偵の情報とは異なり、抗日ゲリラの群れに包囲される・・・
■まあ、緩いお話なので、無敵に強いはずの大宮がゲリラの一撃で失神するというご都合展開もあり、多分勝新じしんも、お前、これおかしいだろ?と突っ込んだはずだ。命を救ったゲリラの女(渚まゆみ)とちゃっかり出来てしまったり、お約束の連鎖が、ゆるゆると続く。有田と田沼参謀の過去の因縁とかもあまり生かされず終わる。そもそも、前作では昭和20年8月のソ連侵攻後の話だったのに、時間軸が少し戻っているらしい!
■孟家屯攻略は捨て石作戦で、できの悪い兵たちを犠牲にして本隊を安全に移動させるという、参謀の冷酷な作戦だった。それと知らされずに、部隊が全滅してゆく悲壮なクライマックスは、もっと演出的に粘ってほしいところだ。凸凹コンビが駆けつけて大逆転というくだりも、演出の工夫が必要。本当なら、もっと良くなる可能性があった。田沼参謀との決着も、もっとキレよく演出しないと締まらないなあ。
■終盤の戦争アクション的な見せ場の設定は悪くないし、本来なら『ランボー』のようにもっと盛り上がるところだけど、あまり田中徳三の本気が見えない。京都撮影所では火薬に制限があるのか、戦闘場面がこぢんまりしているが、本作は東京撮影所なので東宝並に派手な弾着が堪能できる。大平特殊効果が出動したのかな?その意味では、かなりのスペクタクルで、大映末期にしては相当なボリューム感。そこは楽しいんだけどね。
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