基本情報
ダイナマイトどんどん ★★
1978 ヴィスタサイズ 143分 @BS松竹東急
原案:火野葦平 脚本:井手雅人、古田求 撮影:村井博 照明:今泉千仭 美術:竹中和雄 音楽:佐藤勝 監督:岡本喜八
感想
■井手雅人の発案で動き出した企画で、菅原文太が気に入ったけど、東映が拾わず、新生大映が手掛けた大映映画。なんだけど、とにかく妙に冗長で、岡本喜八なのにサクサクしていない。この内容で143分は明らかに長過ぎて、観ていて単純にイライラする。はじめて東宝以外で撮った映画なのにスタッフはおなじみの東宝系のメンバーだけど、全盛期の面影がない。クライマックスの試合なんて、途中まで西部劇のようないい感じの土埃が盛大に舞っているのに、途中から雨上がりの湿ったグランドになっているので、よほど撮影期間が短かったのだろう。ラストの沖縄場面も、意味なく雨が降っているし、スケジュールの問題だろうなあ。
■端的にいって宮下順子を巡る三角関係がだらだらと長い。宮下順子じたいは良いんだけど、要は見せ方がうまくない。文太も元気いっぱいだし、対する北大路欣也が筋肉スター並にムキムキで精悍なのも大歓迎なのに、ちっとも弾けない。純粋な東映映画スタッフならもっと端的に効率的に描いたはず。
■ほとんど台詞無しでアル中ピッチャーを演じた田中邦衛は、さすがに奇抜な身のこなしだけで笑いを取るけど、フランキー堺なんて、ちっとも活躍しない。なんだか、岡本組の常連マンバーたちがすっかり貫禄付いちゃって、演技も演出も全体に重いよね。
■いちばんの見所は(有名な)ピンクのスーツで怪演する岸田森なんだけど、まだ病魔には侵されていないだろう時期だろのに、すでにガリガリに痩せていて、観ていて辛いものがある。まだぎりぎり30歳代なのに!明らかに老けすぎで、アル中は怖いなあと感じる。どう見ても年上の文太のほうが健康的で若く見えるからなあ。。。親友の草野大悟(演劇界では名優)もしょうもない役で登場するし、森ちゃん、酒はほどほどにしなよ、と忠告しただろうと思うけど、これだけは無二の親友が言っても、嫁が言っても、やめられない男だった。ああ、酒が憎い。森のこころの弱さが憎い。
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参考
岡本喜八はなんといってもデビューから60年代前半の諸作がサイコーで、その明朗さは当時衝撃的だったし、今見てもサイコーだ。
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