■実はこのフィギュア持ってるんですよね。正直、彩色とか雑で、ウルトラ怪獣に比べると出来はいまいちですが、まあレアなんで。
■『大地震東京を襲う!』『モグネチュードンの反撃!』は、ねもとしょうじが脚本を書いてますが、これがなかなかの力作で、冒頭の大地震発生までのサスペンスも効いているし、ネビュラ71独自の判断(大丈夫か?)で時間を巻き戻して大震災はなかったものとする豪快な展開も唖然とするし、ラストの蒲生譲二の街頭インタビュー場面で締めくくって、自然災害に対する問題意識を視聴者に打ち込んで終わる趣向も、大変結構です。
■ただ、特撮演出は問題ありで、東京タワーとか、高速道路とか、霞が関ビルとか、団地とか、ミニチュアの作り物はかなり力が入っていて、妙に豪華だし、ミニチュア特撮としても見応えがあるのに、スペクトルマンと怪獣の格闘場面になると、キャメラ据え置きで、延々と長廻しでどつきあうという例のPプロスタイルで、一向に冴えない。Pプロ特撮の宿痾かもしれない。(特殊撮影:エキスプロ)
■でもこれが、後に矢島信男が参加すると、同じステージ(と予算)を使いながら、カット割りも変化に富むし、描写がダイナミックで派手だし、アクションも映えるし、特撮映画らしい醍醐味が味わえるから、演出家の腕は大事ですね。矢島信男が低予算で見栄えがする特撮演出のノウハウを注入したのだから、やはり凄い人。本編も、ボスの家が地震で裂ける凄い描写があるけど、幽霊マンションでの延々と続くロケ撮影はさすがに冗長でキツイ。スタッフ全体にノウハウの蓄積がないのだね。
■モグネチュードンは、ネズバートンに比べると生態描写が無きに等しく、単なる怪獣兵器としての登場なので怪獣としての妙味は少ない。特撮演出も冴えないので、ほんとは良いとこなしなのに、一生記憶に残るデザインの一発勝負。なので、怪獣としては、名怪獣の殿堂入り。動きにくさを演出でカバーすべきなのに、その配慮もないし、可哀想な怪獣だなあ。

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