霊障を覚悟して読め!『増補新装版 オカルト・クロニクル』

■たまたま本屋で見かけたので図書館で借りて読みましたよ。なんとなく買って家に置いておくのも霊障がありそうなんで(嘘)。ホントは『霊的最前線に立て!』が読みたかったのですが、図書館になかった(ないよね普通)。

■このところちくまプリマー新書を集中的に読んでいて、目からウロコが百枚くらい落ちたところで、随分賢くなったなあ、もはやむかしの無垢なオレじゃないぞと誇っていたのだけど、本書を読んでまた一気に目が曇りました(白内障じゃないよ!)。カテて加えて、WIFIは途切れるし、レシーバーアンプは不調をきたすし、自律神経が乱れて軽くめまいがするし、片頭痛が出るし、霊障が出まくりですよ!(気のせいともいう)なので、みなさんも覚悟して読んでくださいよ!

「ディアトロフ峠事件」「セイラム魔女裁判」「科学が襲ってくる」(とても愉快なフィラデルフィア実験!)「獣人ヒバゴンはまあ有名であまり新味はない(こともない)けど、熊取町七名連続怪死事件」は闇が深いと思うなあ。まあ、確かに集団心理の一種でたまたまの自殺の連鎖という説が合理的だろうけど。「もうひとりのサジェ」も界隈では有名らしいけど、はじめて知りました。非常に興味深いドッペルゲンガー事件だけど、著者の指摘によれば創作の疑いが濃厚とのこと。でも、普通に映画にしてほしいなあ。ひょっとして、『世にも不思議な物語』で取り上げていたかも。
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「ミイラ漂流船」(良栄丸事件)も知らなかったけど、当時のマスコミの興味本位のでっち上げは凄いものですね(今も?)。この伝説に着想した映画は少なくないと思いますが、その意味でも重要かも。『美女と液体人間』もその影響下にある気がするなあ。
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■個人的にグッと来るのが八丈島火葬場七体人骨事件」で、そもそも中国人の漂着死体が多いという八丈島のロケーションと、島流しを含む、その民俗学的な歴史には興味を惹かれます。離島ならではの特異な民俗が、それだけで興味津々。

■でもいちばん感動したのは「青年は「虹」に何を見たのか」(椋平廣吉の話)で、これは是非映画化してほしいなあ。ハリウッドなら絶対実録映画化してるよな。虹を観測して地震を予知した(らしい)実在する在野の研究家(幻視者?)の不思議な人生。科学者からは妄言といわれ、でも一方にはそれでも何かあると擁護するむきもあるという、アカデミアとの微妙な関わりについても、リアルに掘り下げると、いい映画になる気がする。そもそも、酸鼻な残酷事件ではないので、オカルトな「ロマン」(夢?)がある。

参考

『世にも不思議な物語』は後続の『トワイライトゾーン』とは異なり、創作ではなくて本当にあった不思議な実話をそのままドラマ化(自己申告)した正真正銘のオカルトドラマで、かなり面白い。
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