■団地の住人のシニア層が、橋爪功、丘みつ子、名取裕子、由紀さおりという強烈メンバーで、顔ぶれだけでニヤニヤ楽しい。なぜか名取裕子は座頭市のなんちゃってモノマネまで披露して、ヒヤヒヤさせる。橋爪功と名取裕子の直接の絡みはまだないけどね。『最強のふたり〜京都府警 特別捜査班』(不発だったけど)の再現が観たいね!
■Pはなんと八木康夫(テレパック)で、TBSで『うちの子に限って…』を製作した人。『説得 エホバの証人と輸血拒否事件』なんて傑作もありました。元気だねえ。
■第2話は、幼くして死んでしまった団地のお友達を思い出して偲ぶ、しんみりする話。お涙頂戴にしていないところが良いところ。まあ、原作がそうなんだろうけど。そして、子役の女の子がかなり上手いので、今後伸びてくるんだろうな。
■第3話は、なんと仲村トオルがゲストで、中学生の頃から変わっていないねえという話。おばあちゃんたちが集まって裕次郎を歌うの、楽しそうでいいね。平和で。仲村トオルと小泉今日子の共演は、意外や映画ではなかったのだ。
■第4話は、引っ越してきたムロツヨシが主演コンビを見かけて、なにやら勘違いをしたらしい。というお話で、良いですね、愉快。ツイストが効いてます。
■第5話は、ヤンキー夫婦が団地のじじばば達に受け入れられてゆく様子を心地よく描いた、これも愉快な秀作。演出は金澤友也という人。同時並行で夏祭りの様子が描かれ、団地の美魔女で後妻業では?と囁かれる謎多き住人、名取裕子がついに「天城越え」を披露(座頭市じゃないよ)。その紹介は町内会長の橋爪功なので、なんだかもうニヤニヤが止まりませんね。主演のふたりからみれば、娘じゃなくて、むしろ孫に見える小学生を大井怜緒が演じて、実にかわいい。かなり筋が良い子役と見た。
■付言すると、このドラマは団地生活のおしゃれリフォームのカタログドラマでもあり、各話に登場する部屋の設えが、参考になる。旧い団地もそれなりにリフォームしたり、インテリアに凝れば、こんなにおしゃれになりますよ、という実例。実際、楽しかろうと思うなあ。憧れ。。。