本気度100%の、NHK土曜ドラマ『パーセント』を追跡中!

NHK大阪の製作で、どえらい意欲的なドラマが始まってしまいました。こちらもかなり高レベルな出来具合の『燕は戻ってこない』は原作ものという制約があるけど、本作は完全オリジナル。脚本は大池容子という劇作家、演出家が書いていますね。

■第1話は、とにかくドラマに関するドラマという、メタドラマであるという点に惹かれました。障害者を起用してドラマを作るということを、放送局内の内幕をある意味暴露し、自分自身にダメ出しをしながら、追い詰めてゆくという設定で、制作陣の本気度が伝わります。ファーストシーンからいきなり本気度マックスです。生半可な覚悟で作ってませんよ、ということをさらっと宣言する。痺れる。

■もともと「多様性月間」キャンペーンとか、社内の女性活躍促進とか、組織的な辻褄わせとかやってます感のために通した企画だったのに、当の本人の編成部長(橋本さとしが好演)がいきなり交代して、新任の編成部長は、こんな企画はプレゼン以前の代物だと突き返す。水野美紀が言い放つセリフが奮ってる。

「あなたは根本的に人間を描くという意識が欠如しています」

どうやらNHK大阪が、テレビドラマ業界に戦線布告するみたいです。自らハードルを上げきって、一体このあと竜頭蛇尾に終わらない心算があるのだろうか?観ている方が心配になるほどの意欲作。

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