裏次元伯爵ラディゲ、鬼畜の所業!『鳥人戦隊ジェットマン』第4巻:備忘録

■16話から20話までを収録。井上敏樹節がグイグイ加速してますね。

第17話「復活の女帝」(脚本:井上敏樹、監督:坂本太郎で女帝ジューザが鳴り物入りで復活したけど、幹部に居座るのかと思いきや、意外にあっさりと倒されてしまう。

■でも第18話「凱、死す!」(脚本:井上敏樹、監督:坂本太郎はさすがに井上敏樹らしいエグいお話で、体中からクリスタルが生えてくるビジュアルも結構グロいし、女帝ジューザに反抗して人間界に追放されたラディゲが記憶喪失状態で薄幸の娘と愛を育むエピソードが凱のエピソードと並行して描かれる。

■この顛末は鬼畜の所業で、演出的に気を使って残酷にならないようにふわっと処理しているけど、相当に酷い話。最終的にラディゲがどんな無惨な死に様を晒すのか気になって仕方ない。このあたり、井上敏樹のメロドラマ作家としての嗜好が炸裂していて、最高。改めて『仮面ライダーTHE FIRST』が観たくなってきたぞ。

第20話「結婚掃除機」(脚本:荒木憲一、監督:雨宮慶太はお話がというより、少女役の青木秋美が抜群美少女で演技もうまいし、これ誰だ?と思ったら、遠野なぎこの本名だそう。子役時代からの演技派だったわけ。知らなかった。それにしても、すっごい美少女だったんだね!

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