15時17分、パリ行き ★★★

The 15:17 to Paris
2018 スコープサイズ 94分
Tジョイ京都

15時17分、パリ行き (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
■タリス銃乱射事件を実際にテロリストに立ち向かって英雄になった当の3人が演じるというイーストウッドの最新作。『ハドソン川の奇跡』が何気ない傑作だったので期待したのだが、正直なところそれほどではない。
■構成は単純で、序盤は出来の悪い3人の子供の頃のお話と成長後の軍隊での訓練などが描かれ、中盤はとことんグダグダした欧州旅行の様子、終盤は一気にテロ未遂事件の顛末に突入するというもの。中盤の男3人の観光旅行の様子がほんとにつまらないので驚く。作為のない演出で、あの辺りはたぶん台本もないのではないか。
■お話の結論はなんだかシャマラン映画のような運命論で、わからんこともないけど、とにかく薄い映画なので、あまり感慨もないなあ。しかし、プロの俳優でなくても、これくらいのレベルの劇映画が成立してしまうという事実は重いなあ。映画って、作り方次第でなんとでもなるんだよね。