エクソダス 神と王 ★

Exodus: Gods and Kings
2014 スコープサイズ 150分
DVD

エクソダス:神と王 [Blu-ray]
■劇場で予告編を観たときから全く食指が動かなかったのだが、リドリー・スコットだし何か見どころがあるんだろうと借りてみたのだが、まあ、びっくりするくらい何もない。『十戒』の方が百倍面白い。脚本に4人の名前がクレジットされているから、まあいろいろと舞台裏ではあったんだろう。そのせいで、映画には何もなくなってしまった。ひたすら退屈な駄作。
■全く作劇にいいところがなく、感動もサスペンスもテーマもなーんにも無い。役者も衣装も舞台装置もロケもすべてが失当。『十戒』にはスペクタクルも人間ドラマも作劇の妙もあったし、テクニカラーの色彩感覚だけでも観る価値があったが、そうした見どころが本作には全くない。大特撮のスペクタクルを見せようという気も監督にはないらしく、ほとんどスタッフに任せっきりで撮ったのではないか。弟トニー・スコットに捧ぐという献辞は、弟の自死のショックで仕事が手につかなかった証拠がこの映画ですという意味かな。
■神の使いが可愛げのない少年というところは監督のこだわりだろうし、旧約聖書の神のやることは子供じみているという主張は本作の数少ない納得できる部分だが、もう少し劇的に面白くできるはずだよなあ。