■dele/ディーリーの第7話。脚本:徳永富彦、監督:常廣丈太です。和歌山毒入りカレー事件をモチーフに、犯人として死刑判決を受けた男が真犯人なのかという謎解きを進めるうち、街の住人すべてが疑わしくなってくる…という「藪の中」みたいなドラマ。批評性に富んだ意欲作です。真犯人は本当に街のなかにいるのか、それとも。当然のように、後味の悪い不気味な余韻を残して終わる。ゲストは塚本晋也、Mummy-D、仁村紗和で、クノ真季子も出てたよ。
■超能力者の幽霊がお辞儀とかする第4話、柴咲コウがゲストで登場する秀作の第5話、金城一紀の脚本なのでアクションシーンに謎のこだわりを見せた第6話と、なかなかレベルの高いシリーズですよ。メイン監督は常廣丈太で、ゲスト監督が瀧本智行ということか。次回で最終回とは短すぎるなあ。
※ドラマ版は原作の設定、フォーマットを借りて、脚本家が自由にオリジナル作を書いたということでしょうか。
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