基本情報
Ocean's Eight ★★★
2018 スコープサイズ 110分 @Tジョイ京都
感想
■もともとのオーシャンズシリーズは第一作だけ観たような気がするが、ほぼ覚えていない。でも、サンドラ・ブロック主演と聞いては劇場に駆けつけざるをえない。しかも、共演はケイト・ブランシェット様ですぞ。二人のツーショットだけで萌えますぞ。そして、期待通りにええ具合に萌やしてくれます。
■まあ、ドラマは措いて、8人の訳アリの女たちの結集とチームプレイがサクサク進むところが面白さの眼目ですが、あれあれ?7人しかいないのでは?もちろん、その後の展開は分かりますよね。
■なにしろ、2時間弱で8人の女を描かないといけないので忙しいし、あまり無駄口をきいている余裕はない。人間性は点描で進むしかない。サンドラ・ブロックのシンパとしては、座長の貫禄、しかもケイト・ブランシェットを従えているあたりがまさに貫禄なのだが、これは満点。しかし、自分自身のやりたいことよりも座長のお勤めの方が優先で、いつものような変なコスプレとか変なダンスとかはありません。本作はあくまで2の線です。
■ケイト・ブランシェットの方が、その意味ではコスプレ三昧が素敵ですね。あんな衣装にこんな髪型、印象が大きく変わる変幻自在ぶりが眼福。ラストの颯爽と走り去る場面も、もうカッコよすぎです。
■まさに性格俳優という感じのヘレナ・ボナム=カーターも好演で、サンドラとケイトさんのゴージャス感との対比もいい感じ。
■脚本、監督がゲイリー・ロスで、あの傑作『デーヴ』の脚本を書いた人だから安心ですね。この大仕事は泥棒に憧れる8歳の女の子のためにやり遂げるのよと自分を鼓舞する場面とか、さらりと投げ込むのがさすがの仕事ぶり。期待通りの爽やかな泥棒映画ですよ。サンドラ・ブロックとしては、もっと歪な映画が好きなんだろうけどね。次回作に期待してますよ。
- アーティスト: オリジナル・サウンドトラック
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2018/07/25
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