アース・トゥ・エコー ★☆

基本情報

Earth to Echo 2014 ヴィスタサイズ 89分 @APV

感想

スマホに突然表示された謎の図柄は地図だった。地図に沿って砂漠に出かけた仲良し三人組は、不思議な物体を発見する。それは宇宙から墜落した何かの部品で、意思疎通ができるミニロボット(?)だった。エコーと名付けたその小型ロボットの目的は・・・という特に新味もない粗筋のとおりに展開するジュブナイルSF映画。お話に新味がないので、POV方式を採用して若い観客の歓心を買おうという作戦だが、正直、退屈です。POV形式なんてやめて、もっとドラマをブラッシュアップする方向にすべきだった。

■高速道路の工事で地域ごと立退き迫られていて、その転居の前日の一夜の少年たちの冒険を描くというのは悪くないし、途中から憧れの美少女が押しかけ的に合流するというワクワク展開も悪くないのに、ドラマとして高揚しない。POV方式の刺激でお話を転がそうとすることばかりに気が言って、「良い話」になり損ねている。

■何故かお話やミニロボットのデザインが山崎貴の『ジュブナイル』にそっくりで、これ絶対観てるよね。でも『ジュブナイル』のほうが出来が良いですからね、山崎貴は自慢すればいい。脚本だってずっとうまく書けている。

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