キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー ★★★

CAPTAIN AMERICA: THE WINTER SOLDIER
2014 スコープサイズ 136分
Tジョイ京都(SC4)

■前作はジョー・ジョンストンの監督作で非常に良い部分もあったのだが、悪役のヒドラの造形が単純で非常に興ざめしたものだが、続編である本先でもヒドラが登場するのには驚いた。正義の組織シールドの胡散臭さにも言及しながら、獅子身中の虫としてヒドラの残党が暗躍しているというお話で、サスペンス調のアクション映画としては十分に及第点。しかし、漫画原作の映画なのに妙に地味で、お話の舞台も非常に狭苦しい。
■だいいちタイトルロールのウインター・ソルジャーのキャラクターが地味すぎる。設定はさもありなんというものだが、デザインが悪くて、どうも盛り上がりに欠ける。このあたりのデザイン作業は東映ヒーローの方がよほど上手いだろう。
■巨大空中母艦ヘリキャリアという燃える設定を導入しながら、発進したとたんに撃墜されるという、まるでマイティ・ジャックと同じ作劇の過ちをおかしており、勿体ないことこのうえない。飛び上がって何をするというわけでもなく、しかも三機もあるのに、あっという間にシールド基地に衝突してお釈迦という夢のない展開。しかも、キャプテン・アメリカとウインター・ソルジャーの一騎打ちの華の無さ。。。
クリス・エヴァンスは清潔感のある役者で嫌味が無いのでいいのだが、むしろ『アヴェンジャーズ』で他の曲者ヒーロー達との対比のなかで素性のよさが引き立っていたように思う。シンプルなヒーローだけに、単独主演だとちょっと単調なキャラクターになってしまう。

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