Dali Royal Menuete IIについて

■寝室のオーディオはkenwoodのR-K1000というコンパクトなアンプとDENONのSC-CX101というスピーカーを繋いでいるのだが、これが意外といい組み合わせで、なかなかしっとりと落ち着いた音を鳴らしてくれる。以前はCX101とONKYOのCR-D1を繋いで使っていたのだが、このコンビはどうも低音がだぶつき気味で、部屋の音響特性の問題もあって、使いこなしに難儀したのだが、アンプがR-K1000に変わって、低音の押し出しが控えめになったおかげで、かえって低音のバランスが改善した。

■一方、Royal Menuet IIはR-K1000に繋ぐと、どうも音が細く感じられ、サ行がきつく聞こえるし、音域も高域寄りで温かみに欠ける面白みのない音であった。Royal Menuet IIはCR-D1に繋ぐほうが持ち味が生かせるようで、デジタルアンプが元気よく押し出す低域もRoyal Menuet IIにはブーミーにならずに、比較的綺麗に収めて元気に鳴ってくれる。

■しかし、どうもこれらの小型アンプではRoyal Menuet IIの本領を発揮しているようには思えないので、正直宝の持ち腐れ状態。多分、能率の低いRoyal Menuet IIはもっとパワフルにガツンと音圧をかけてやらないと綺麗に鳴らないのだろうなあ。ということで、DENONとかサンスイとかの巨大なフルサイズのアンプが欲しいのだが、なにしろ狭い家なので、やっぱりコンパクトなものにせざるをえない。その制約下でRoyal Menuet IIを気持ちよく鳴らしてくれるアンプとは一体?

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