■しかし、前半で翼をもがれた天使そのものが実在として登場するあたりが、一筋縄ではいかないカーペンターで、普通ならクライマックスにとっておくギミックだと思うが、早々にネタを明かしてしまう。でも、それが独特の映画的世界観に繋がっているから、侮れない。久しぶりに思索的な怪奇映画を観た。主人公が、映画フィルムのロールチェンジを知らせるパンチマークの幻覚を見るというアイディアは絶妙。こんなアイディアを生かし切るのは、カーペンターくらいだろう。
参考
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