『運命のボタン』

運命のボタン (ハヤカワ文庫NV)

運命のボタン (ハヤカワ文庫NV)

リチャード・マシスンの傑作短編集。表題作の「運命のボタン」はショート・ショートだが、見事なオチ。久しぶりに”奇妙な味”の短編小説の愉楽を味わわせてくれる。ほかにも「戸口に立つ少女」文句なしの傑作だし、「声なき叫び」なども名作といえるだろう。そういえば、マシスンの短編集は初めて読んだのだが、まとめて読むと、マシスンの趣味のよさが際立つ。(続く)

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