『オーディオの作法』

オーディオの作法 (ソフトバンク新書)

オーディオの作法 (ソフトバンク新書)

■CDの二度がけで明らかに音質が向上するという記事でオカルト呼ばわりされた話題の書。実際のところ、試して見たが我が家の機材では違いは分からなかったよ。
■記事の構成を振り返ってみると、アンプに関する記述は少ないのに、CDプレーヤーについては1章を費やしているところから、音質に関するCDプレーヤー側の重要性を間接的に示している。かける金額としてはアンプのほうに割きなさいと指示しながら、アンプについては作法がほとんど無いという捩れに気づく必要があるだろう。
■いわゆるブラインドテストではアンプの違いはほとんど聞き分けられないという話しだし、ましてやケーブルの違いなど気のせい程度のことらしいが、CDプレーヤーの違いは大きいのではないかと思っている。ただ、CDプレーヤー専門機とAV用のマルチプレーヤーとの違いは、味付けの好みの問題になるようだ。
■ヴァイオリンとピアノの音色がきちんと再現できているかをチェックすべしとの指摘は、確かになるほどという感じだし、コンサートホールに通って耳を鍛えろとの指摘も、至極ご尤も。このあたりの主張(作法)は、素人ながら至極真っ当だと思うぞ。