CR−D1のD/Aコンバータは、残念な感じなのか?

■我が家のメインオーディオシステムは、ONKYOのCR−D1(純正品)+DENONのSC−CX101という、非常にコンパクトかつ懐にやさしい初心者向けのセットなのだが、それなりにいい音が鳴っている。ただ、思うところあって、CDの再生をCR−D1ではなく、ペロペロの安いコードでアナログ接続している東芝のHDD/DVDレコーダーRD−XS36で行ったところ、明らかに音質が向上したので、記録兼報告しておく。

ONKYO CD/FMチューナーアンプ 60W+60W シルバー CR-D1(S)

ONKYO CD/FMチューナーアンプ 60W+60W シルバー CR-D1(S)

  • 発売日: 2006/07/15
  • メディア: エレクトロニクス
DENON スピーカーシステム (2台1組) 木目 SC-CX101-M

DENON スピーカーシステム (2台1組) 木目 SC-CX101-M

  • 出版社/メーカー: デノン(Denon)
  • 発売日: 2006/05/21
  • メディア: エレクトロニクス
■何しろ、音像の恰幅が良くなり、全体に太くなった。音場も広がった。音圧も何割か増した感じで、非常に力強く、メリハリも効いて、音楽が生き生きして、前に張り出してくる感じだ。ボーカルも若干前にせり出して定位する。CR−D1のCDプレーヤーで再生すると、綺麗は綺麗だが全体に線が細く、華奢な感じで荒々しさが全く無い。楽器の柄が少し小さく感じられる。これはサブシステムのTimedomain lightでも感じることだが、音楽全体のバランスや精細さは買えるものの、小人の楽団が演奏しているように聞こえることに似ている。CR−D1はONKYOのスピーカーに繋ぐと、ビックリするくらいの迫力ある音圧と精細さで圧倒するパワフルな奴なので、SC−CX101との相性に一部不足があるのかもしれないが、印象としてはD/Aコンバータの味付けに弱点がある感じだ。
■HDD/DVDレコーダーでCDを再生するなど邪道も邪道のはずだが、オーディオマニアではないので結果オーライだ。光デジタルケーブルも繋いでいるのだが、これを使うと音が細くなる。多分、CR−D1のD/Aコンバータで変換されるせいだろう。音自体が小さいし、音の透明さは感じられるものの、リアルな楽器の荒々しさが表現されない。RD−XS36の音声DACは、映画鑑賞用にチューニングされているだろうから、ワイドレンジでダイナミックな味付けになっていると想像される。しかも、安価なRCAケーブルでアナログ接続なのに、CR−D1で再生したり、光デジタルケーブル経由で接続するよりも、明らかにいい音が鳴っている。小さなSC−CX101が、結構朗々と鳴っているからちょっと驚いた。ホントにコストパフォーマンスの高い奴だ。
■インターネット上の情報や評判を見るに付け、音質に影響を及ぼすのは、スピーカー>CDプレーヤー(というか実質的にはDAC?)>アンプという順序であることが分かってきた。しかも、CDプレーヤーは、比較的安価なDVDプレーヤーなどでも代用がきく可能性がある!そういえば、我が家にはパイオニアのLDプレーヤーも一台転がっているのだが、あれもCDが再生できるはずだぞ・・・

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