INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL
2008 スコープサイズ 124分
イオンシネマ久御山
■大作映画の脚本をおおまかな筆致で書くことで有名な「おおまか村の村長さん」ことデビッド・コープが脚本を担当しているので、実にどうでもいいお話。というか今時子供でも考え付きそうな物語だ。それでもシーンごとにはそれなりの工夫が凝らしてあるから、退屈はしないし、中盤の派手なチェイスシーンや、底なし沼でのコメディシーンなどはさすがに秀逸だ。ラストの謎(?)の解明の描写などはVFXも非常に安手で、陳腐を通り越しているが。
■悪役をケイト・ブランシェットが演じているのが、個人的にはご馳走なのだが、コスチュームはもう少し工夫が必要だな。もっとセクシーな衣装も見せて欲しかったぞ。まあ、基本的に彼女にとっては役不足であり、もっと若手のセクシー系女優を起用してコスプレの線を狙うべきだと思うな。劇として弾みがつくのはカレン・アレンが登場して以降で、ハリソン君との掛け合いの楽しさは、このシリーズの面白さのキモを思い出させてくれる。
■ラストに登場するアレをほぼ1カットの長回しで見せるVFXは、さすがによく出来ており、見ごたえがある。