ある決意

 TYOグループに円谷プロが吸収され、TYOグループの総裁がミニチュア特撮は古いんじゃボケ!(主観的解釈)とコメントしたことを受け、日本映画界のミニチュア関係を一手に引き受ける老舗の工房であるマーブリング・ファインアーツが自社のHPに以下のようなコメントを載せている。
 マーブリング・ファインアーツのトップページ
 実際の話、今現在はまだCGの質感や破壊シミュレーションに不完全なところが残っているので、ミニチュアの使用は避けられないが、多分あと5年もすれば、ほとんど実写同然のCG表現が可能になるのだろう。そのときには、演出者の選択により、リアルな現実世界に怪獣が出現するようにCGで見せたいとか、往年の東宝特撮のようなよくできたミニチュアセットのような雰囲気をCGで再現する、といった方法論も可能になるだろう。そのとき、ミニチュア技術は映画界から完全に消え去ることになるのだろうか?

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