「ULTRASEVEN X」と「キューティーハニー THE LIVE」

 話題の二番組が深夜にこっそり放映開始された。特にULTRASEVEN Xなんて、ほとんど捨て枠だ。
 しかし、両番組とも意外と頑張っており、製作予算の貧弱さのなかで戦略的に健闘している。
 「ULTRASEVEN X」はいかにも深夜ドラマ的な貧乏臭いビデオ作品だが、ちゃんと巨大戦を見せるので驚いた。もちろん、ミニチュアセットは無く、マット画と実景をデジタル合成でコラージュして見せるのだ。連続モノなので物語については触れようが無いが、シリーズ構成&監督の八木毅はなかなか頼もしい。しかし、同じビデオ撮影でも東映が近年高度なノウハウを築きつつあのに比べると、映像表現の密度として見劣りがするのは、今後の検討課題だろう。
 一方で「キューティーハニー THE LIVE」は井上敏樹の持ち味がよく発揮され、永井豪らしいバイオレンスとエロの見せ場を積極的に盛り込み、総監督&監督&アクション演出を兼任する横山誠のアクション演出もテレビ番組を超えたアクションを見せる。主人公の原幹恵は胸が大きいのは世間的には(?)いいのかもしれないが、友近にソックリなのが微妙なところだ。個人的にはちっともセクシーではないと思うが。村上幸平の怪演が最大の見所か。