2006年私的ベスト発表!?

◎たくらみのある映画部門

  1. ナイロビの蜂
    アフリカの悲惨を主題とした映画は数多いが、色彩設計でアフリカそのもののを直感させた撮影が圧巻。メロドラマとしても傑作。
  2. トゥモロー・ワールド
    いつまでも浸っていたい荒廃した未来世界を創造した驚きの一作。
  3. 父親たちの星条旗
    硫黄島からの手紙」との合わせ業で確実に世界映画史に刻まれる傑作。イーストウッドの演出も絶品だが、企画者のそのたくらみに拍手を送りたい。
  4. グエムル・漢江の怪物
    まさに”夢に見た”怪獣映画。ポン・ジュノは何時の間に俺の夢を覗いたのだ?
  5. エミリー・ローズ
    悪魔に憑かれた娘がひとつの選択を下す。神と悪魔に対して、人間のできることを指し示す感動の結末。

◎純粋娯楽映画部門
 単純明快、文句無しの超娯楽映画としては、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「SPIRIT」、「X−MEN ファイナル・ディシジョン」、「16ブロック」を推したい。ハリウッド製コメディとしては「プラダを着た悪魔」を加えてもいいかも。とりあえず、ブレット・ラトナー命!
◎日本映画部門
 「最終兵器彼女」で号泣してしまったので、日本映画についてはそれでもう十分。なにしろ、日本映画の新作、ほとんど観ていないのだ。

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