◎たくらみのある映画部門
- ナイロビの蜂
アフリカの悲惨を主題とした映画は数多いが、色彩設計でアフリカそのもののを直感させた撮影が圧巻。メロドラマとしても傑作。 - トゥモロー・ワールド
いつまでも浸っていたい荒廃した未来世界を創造した驚きの一作。 - 父親たちの星条旗
「硫黄島からの手紙」との合わせ業で確実に世界映画史に刻まれる傑作。イーストウッドの演出も絶品だが、企画者のそのたくらみに拍手を送りたい。 - グエムル・漢江の怪物
まさに”夢に見た”怪獣映画。ポン・ジュノは何時の間に俺の夢を覗いたのだ? - エミリー・ローズ
悪魔に憑かれた娘がひとつの選択を下す。神と悪魔に対して、人間のできることを指し示す感動の結末。
◎純粋娯楽映画部門
単純明快、文句無しの超娯楽映画としては、「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」、「SPIRIT」、「X−MEN ファイナル・ディシジョン」、「16ブロック」を推したい。ハリウッド製コメディとしては「プラダを着た悪魔」を加えてもいいかも。とりあえず、ブレット・ラトナー命!
◎日本映画部門
「最終兵器彼女」で号泣してしまったので、日本映画についてはそれでもう十分。なにしろ、日本映画の新作、ほとんど観ていないのだ。