ウルトラマンメビウス#1「運命の出会い」

 原口智生をシリーズ立ち上げの特技監督に起用するという円谷プロの大胆さに驚嘆するが、「妖怪伝さくや」「牙吉」などの本編監督同様に、特異なセンスを発揮して見ごたえあるミニチュアワークを展開する。
 なにしろいきなりウルトラの父の登場、ウルトラ5つの誓いの引用と、第2期ウルトラシリーズの世界観を継承したシリーズだが、特撮場面でも往年の効果音(飛行音、爆発音等)が意図的に使用されており、原口智生のこだわりが炸裂する。
 ミニチュアセットの撮影も、70年代風の豪快なスケール感が斬新だ。ウルトラマンコスモスではほとんど腕を振るう機会のなかった三池敏夫が、特美の粋を見せる。
 次回は早くも名怪獣グドンの登場で、第2期ウルトラシリーズで育った世代には堪りませんな。