正月のテレビドラマなど

 といいながら、最初は「広島 昭和20年8月6日」(プロデューサー・八木康夫那須田淳、脚本・遊川和彦、演出・福澤克雄)です。やっと見られました。
 しかし、世界最強の3姉妹(自称)のドラマが非常に他愛なく、まったく2時間以上もみていられる代物ではありませんでした。
 そのかわり、緑山スタジオに組んだオープンセットに産業奨励館を実物大で再現し、中国に広島の市電を含む市街を再現するという映画なみのスタッフワークが壮絶。しかし、この腑抜けたドラマには、正直なところ制作費の浪費としか見えないのでした。ああ、もったいない。
 マット画合成やB29の描写にVFXチームは大活躍で、B29の飛来のCGなどかなりのレベルでした。スタッフにモーターライズが参加しているので、「ローレライ」のモデリングデータを流用できたのでしょう。(ビジュアル・エフェクトは越知忍、3DCGはPDトウキョウとモーターライズ
 いっぽう、三谷幸喜の4本立て続けに放映されたドラマも、それなりに楽しめました。「土方歳三・最期の1日」は、死に場所を求めて戦う土方が、近藤のかわりに榎本の夢を引き立てれることに生きるすべを見出した途端に官軍の銃弾に倒れるという正攻法の構成を持つドラマですが、堅苦しく、正月らしくないのが難でした。

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