「国家の罠」を読む

 巷で話題の「国家の罠・外務省のラスプーチンと呼ばれて」を購入し、1/3ほど読みました。

 非常に興味深い本です。筆者の筆力が有り余っているせいでどこまで真実かと疑いながら割り引いて読み進める必要があるでしょうが、マスコミ好みの下世話な構図からはみ出したムネオ事件の背後にあった理念が解き明かされます。

 実際、様々な国策のために、生贄が必要とされる非情な構図は普遍のもので、我々にも無縁のものではないのです。

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